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大相撲初場所 14日初日 熱海富士、翠富士 大関と連戦 

 日本相撲協会は12日、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。3場所連続休場明けの横綱照ノ富士は初日に新小結宇良、2日目に若元春と顔を合わせる。先場所覇者で横綱昇進に挑む大関霧島は初日に若元春、2日目に小結高安と当たる。
 他の2大関は豊昇龍が熱海富士(熱海市出身)と翠富士(焼津市出身)、貴景勝は翠富士と熱海富士の順でぶつかる。大関昇進を目指す関脇琴ノ若は初日に阿炎、2日目に豪ノ山を迎え撃つ。

 横綱照富士復活なるか 腰に不安 序盤戦が鍵
 大相撲初場所は14日に東京・両国国技館で初日を迎える。一人横綱の照ノ富士は3場所ぶりに出場。先場所に2度目の優勝を遂げた霧島は綱とりが懸かり、関脇琴ノ若は大関昇進に挑む。
 腰に不安を抱える照ノ富士は、悲壮な決意を持って土俵に上がる。稽古不足は否めず、ぶざまな姿を見せれば立場は厳しさを増す。「いつ終わってもいい、ぐらいの覚悟でやっている」と横綱。霧島らの壁となり、優勝争いをリードできるか。序盤戦を乗り切れるかが、復活への鍵になりそうだ。
 勝負の場所となる霧島は「ちゃんと稽古ができている」と泰然。場所前の出稽古では連日30番ほど取るなど精力的に番数を重ねており、仕上がりは良さそう。琴ノ若は持ち前の腰の重さを発揮して賜杯争いに絡みたい。
 貴景勝、豊昇龍の両大関は9日の稽古総見でも精彩を欠き、過度な期待は禁物だろう。突き押しが武器の関脇大栄翔はどこまで星を伸ばせるか。31歳で新小結となった宇良、大関経験のある高安も侮り難い存在だ。
 上位総当たりが予想されるのは21歳の熱海富士。昨年の秋場所、九州場所と2場所続けて千秋楽まで優勝争いに絡んだ地力を発揮できるか。新入幕の大の里らと共に、若手にも注目が集まる。
 十両以上で初日から休場者がいないのは2022年3月の春場所以来。新春の土俵を沸かす熱戦が期待できそうだ。

 復帰の伯桜鵬 「幕下優勝を」
 左肩負傷で2場所連続全休し、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)から復帰する元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬が12日、東京都墨田区の宮城野部屋で「うれしいが、しっかりやらないといけない。強い覚悟をもって、今場所は幕下優勝する」と意欲十分に語った。
 20歳のホープは11日夜に師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)と約30分間の話し合いで「どうしても出たい」と訴え、出場を認められた。
 宮城野親方は稽古が足りていないと感じ、来場所まで復帰を延ばす意向だったという。だが最後は弟子の熱意に折れ「出る限りは7番全部に勝ち、1場所で十両に戻れと激励した」と語った。
 

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