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志太消防本部 焼津、大井川建設業協会が合同訓練 土砂崩れ 重機で救助支援 能登地震踏まえ認識共有

 志太消防本部は27日、焼津市建設工業会、大井川建設業協会と合同で土砂災害対応連携訓練を橋本組生コン工場(焼津市田尻)で行った。大規模災害発生時を想定し、救助隊は重機と連携しながら、道路啓開や土砂に埋没した車両の救助訓練に取り組んだ。

重機を使って土砂に埋まる車両を救助する訓練=焼津市田尻
重機を使って土砂に埋まる車両を救助する訓練=焼津市田尻


 通行中の車両が土砂崩落に巻き込まれたが、道路がふさがれていて、事故現場に到着できないという想定。道路に横たわる障害物を重機で除去し、消防車両が通れるスペースを確保。隊員は土砂崩落現場にたどり着くと、検索棒を使って車両の位置を確認した。隊員の指示を受けて重機が土砂をかき分け、車両を出すと、車両の内外にいた想定のけが人を救出した。
 同本部と焼津市建設工業会、大井川建設業協会、藤枝建設業協同組合が2018年に結んだ協定に基づいて実施した。同本部の担当者は能登半島地震の被災状況を踏まえ、「重機での支援が生じる場面を想定し、人命優先の対応について認識の共有を図ることができた」と意義を強調した。
 (焼津支局・福田雄一)

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