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スマートシティ具体的施策 焼津市が「推進方針」

 焼津市はスマートシティ推進に向けた具体的な施策についてまとめた「推進方針」を策定した。2024~27年度に各分野で導入を目指すコンテンツやサービスを盛り込んだロードマップを作成したほか、市民が利用できるポータルの構想を記している。
 構想では、市が展開するデジタル関連のサービスを集約した「YAIZUポータルアプリ(仮称)」を作製。市などが所有する各種データを連携させる基盤を基に、健康医療や福祉、子育てなどに関連するサービスを提供していく。共通IDで利用可能で、個人のニーズに合った情報配信やサービス提供も目指す。
 ロードマップでは、「健康・医療・福祉」「子育て・教育」「防災・都市・環境」など6分野ごとに目標とするコンセプトに基づいて、健康管理アプリの導入や市民講座のオンライン化といった具体的施策を記している。
 スマートシティ関連で24年度は、市民向けサービスを展開するポータルサイトのうち「データマップ」の一部改修に乗り出す方針。地図データを専用に集める基盤を構築。都市計画図や道路台帳図といった市が紙で持っている地図データをデジタル化し、データマップでスムーズに閲覧できるようにする。
 市の担当者は「文字情報が地図で分かるようになれば、利便性が高まる」と語る。
 (焼津支局・福田雄一)

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