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豊作祈願 竜担ぎ、山へ 焼津・関方地区で祭り

 焼津市関方地区の伝統祭事「山の神祭」(同市無形民俗文化財)が8日、同地区周辺で行われた。

わらで作った「ジャタイ」を担いで山道を歩く地域住民=焼津市内
わらで作った「ジャタイ」を担いで山道を歩く地域住民=焼津市内

 高草山のふもとに集まった地域住民がわらや藤のつるを使って、長さ約8メートルの「ジャタイ」と呼ばれる大きな竜を作製し、行列を組んで、山の神をまつる「ガレバ」と呼ばれる岩場へ向かった。ジャタイを安置すると、餅や赤飯を供え、豊作を祈願した。
 地元の東益津小の児童たちがジャタイの製作を見学したほか、高草山中腹への移動に同行した。児童は「地域の良さを知ることができた」「伝統行事に参加できて楽しかった」などと感想を述べた。
 同祭は山の神を田に迎えて、その年の豊年満作を祈る神事として毎年2月8日に行われている。
 (焼津支局・福田雄一)

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