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焼津の塩川新聞舗 情報サイト開設半年 「複業人材」と発信力強化 閲覧定着化図る

 焼津市の塩川新聞舗が複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と連携し、地域情報発信サイトを立ち上げて、今月で半年が経過した。専門家の視点で指摘や助言を受けながら、新聞販売店にとって経験が少ないウェブの立ち上げから運営まで展開し、サイト閲覧の定着化が図られている。

サイトの運営について意見交換する関根さん(左)と中島部長=焼津市焼津6丁目の塩川新聞舗
サイトの運営について意見交換する関根さん(左)と中島部長=焼津市焼津6丁目の塩川新聞舗


 同社は6月に地域情報サイト「やいだら通信」を開設した。市内のライターらが体験したグルメ、趣味といった記事を掲載している。月間のアクセス数「ページビュー」は6千。目標の1万達成に向けて、修正作業を重ねている。
 サイトの開設は同社の中島健一部長が、昨年10月に市内で行われた複業人材と企業とのマッチング合宿に参加したことがきっかけ。都内のウェブコンサルティング会社に勤務する関根弘葵さんと知り合い、経営課題だったローカル情報の発信力強化について相談したところから動き出した。
 「ウェブの仕事は全く分からない」(中島部長)と未知の分野への挑戦だったが、毎週にわたりオンラインで打ち合わせし、サイトの概要を固めていった。開設以降もページビュー数を確認しながら、記事内容の点検や関心度の高いジャンルへのてこ入れなどを検討する。
 (焼津支局・福田雄一)

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