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島田市旧庁舎解体前、消防訓練に活用

 静岡市消防局島田消防署は24日、解体前の島田市役所旧庁舎を活用し、消防訓練を実施した。実践に近い現場で小隊の連携強化や消防活動技術の向上を図った。
 隊員25人が救急と救助、消火の三つの訓練に臨んだ。救急訓練は、階段上部の蛍光灯を交換中に作業員が1階に転落したとの想定で開始した。救急隊と消防隊が連携し、傷病者の意識の有無や外傷などを確認して救急車内に収容した。スマートフォン撮影などからプライバシーを保護するため、専用シートも活用した。
外壁で宙づり状態になった作業員を救助した訓練=島田市役所旧庁舎
 旧庁舎の外壁で宙づり状態で意識を失った作業員の救助や、地下の台所からの出火を想定した屋内進入にも取り組んだ。訓練は20~22日も実施した。
 増田卓史署長は「4日間で約120人が参加し、実際の現場に即した場所で訓練できた経験は貴重。市民の安心安全を守ることにつなげていきたい」と述べた。
傷病者のプライバシー保護に配慮しながら搬送した救急訓練=島田市役所旧庁舎

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