百貨店販売額1.2%増 スーパー3.9%増 2023年静岡県内
関東経済産業局がまとめた2023年の県内百貨店・スーパーの販売額(速報値)は、既存店ベースで前年比3・5%増の4572億2600万円だった。社会経済活動の正常化で個人消費の持ち直しが進み、百貨店3店は1・2%増の689億3100万円と3年連続で伸長した。
催事や帰省シーズンに家族連れ客が増え、前年同期を上回る結果が目立った一方、暖冬の影響で冬物衣料の売り上げが伸び悩み、10~12月は前年比マイナスで推移した。
スーパーの販売額は3・9%増の3882億9500万円。飲食料品の度重なる値上げで客単価が上昇し、4~11月は前年同期を上回ったが、「買い上げ点数や来店客数は減少傾向が見られる」(県中部のスーパー関係者)という。
12月単月の百貨店の販売額は前年同期比3・4%減の81億9700万円、スーパーは2・1%減の382億9900万円だった。