地方拠点支援へ人事強化 ダイハツ新副社長
ダイハツ工業は19日、記者向けの説明会をオンラインで開催し、3月に就任した桑田正規副社長は地方拠点の支援体制を構築するため人事や総務部門を強化する意向を示した。本社から離れた場所で従業員のサポート体制を構築し、認証不正問題を招いた風土の改革を進めたい考え。
桑田氏は親会社トヨタ自動車の出身で人事畑が長かった。「ダイハツは京都や滋賀など工場が分散しており、全体の管理に尽力する」とした。組織内の階層や書類がダイハツは多く、是正すべきだと指摘。トヨタ流の人事管理手法は「必要なものがあれば取り入れたい」とも述べた。
ダイハツは3月に経営体制を刷新。新社長にはトヨタから井上雅宏氏を迎えた。