【経営トップの発言集】味の素AGFの竹内秀樹社長/ゆうちょ銀行の笠間貴之副社長
マイボトル
「サステナブル(持続可能)な世の中でマイボトルに着目する」と話すのは、味の素AGFの竹内秀樹社長(63)。マイボトル向けの粉末飲料事業に今月参入。水やお湯と一緒に5秒振るとドリンクを作れる新商品「ブレンディ マイボトルスティック」を発売した。
在宅勤務者が減り、家の中で楽しむ商品は伸び悩む。今後は外出の増加や節約志向に対応した消費が底堅いと予測。こうした動きへの対応として「新たなチャレンジになる」と意気込む。
ユニーク
4月にゆうちょ銀行社長に昇格する笠間貴之副社長(50)は「ゆうちょは極めてユニークな存在で、ユニークさを武器にする」と話す。全国の郵便局を含むネットワークと、貯金を原資とする200兆円超の運用資産を生かして「最も身近で信頼される銀行を目指す」と意気込む。
地方銀行など地域金融機関との連携も進め、国内企業への投資を本格化させる方針だ。「地域の課題解決と企業価値向上の両立に向けて、成果を積み上げていきたい」と語る。