JR東 再開発現場公開 高輪ゲートウェイシティ 25年春開業 駅直結の超高層ビル 着々
JR東日本は6日、JR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)周辺で進めている大規模再開発の工事現場を報道陣に公開した。面積約9・5ヘクタールのエリアに超高層ビル4棟と文化施設が立ち並ぶ「高輪ゲートウェイシティ」として、2025年3月の開業を予定している。総事業費は5800億円を見込む。
公開されたのは駅に直結する地上30階建ての超高層ビルで、外資系高級ホテルや、国際会議や展示会向けの大規模施設が入る予定。ビルは鉄骨がほぼ組み立てられ、内装工事が進められていた。
高輪ゲートウェイは20年に山手線30番目の駅として誕生。JR東は再開発地区にオフィスや住居、商業施設を整備する計画で、ライブホールやインターナショナルスクールも設ける。
また東大などと連携し、スタートアップ(新興企業)が集うシェアオフィスを開設する。研究者や弁護士、税理士ら専門家の支援が受けられるようにする。
担当者は「工事は順調に進んでおり、JRが持つ移動データを生かして町全体で実験を行い、新しいサービスを提供していく」と説明した。