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富士市 中小2DI横ばい 1~3月期 原材料高、不安のぞく

 富士商工会議所がこのほどまとめた富士市の中小企業業況調査によると、2022年1~3月期の景気動向指数(DI)は主要3指標のうち、業況と売り上げが横ばい、採算は下降した。コロナ不況に加え、原油をはじめとする原材料高、ウクライナ侵攻の影響への不安がのぞく。

富士市の産業別景況感(2022年1~3月)各社のコメント抜粋、富士商工会議所調べ
富士市の産業別景況感(2022年1~3月)各社のコメント抜粋、富士商工会議所調べ

 今期のDIは、業況がマイナス27・8(前期マイナス24・7)、売上高がマイナス12・7(同マイナス13・0)、採算がマイナス33・6(同25・4)だった。業種別では、製造業や小売業が3DIとも上昇した。一方で、サービス業は3DIとも下降した。建設業は業況は下降し、売上高は上昇と割れた。
 来期予測は、サービス業は3DIとも上昇を見込んだが、その他の業種は横ばいか、下降。全産業合計では横ばいとなった。
 DIは「上昇・増加・好転」から「下降・減少・悪化」したとする企業の割合を差し引いた数値。調査は201事業所を対象に実施し、回収率は68・1%だった。

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