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JR4社 大幅増益 運輸収入、コロナ前の9割に

 JR上場4社の2024年3月期連結決算が9日、出そろった。純利益は全社が前期と比べて大幅に増えた。収益の柱である運輸収入がインバウンド(訪日客)を含めて好調で、各社とも新型コロナウイルス禍前の19年3月期の9割強まで回復したのが主因だ。駅構内の店舗や百貨店、ホテルの売り上げも伸びた。

JR上場4社の24年3月期連結決算
JR上場4社の24年3月期連結決算

 純利益は、東日本が前期比98・0%増の1964億円、東海が75・2%増の3844億円、西日本が11・6%増の987億円、九州が23・4%増の384億円だった。
 各社のインバウンド利用の推計は東日本が294億円、東海が810億円、西日本が355億円、九州が33億円だった。いずれもコロナ禍前を上回った。
 東日本は単価の高い新幹線の利用回復が業績をけん引した。
 25年3月期は東海を除く3社が増益を見込む。西日本は北陸新幹線の延伸効果で運輸収入が過去最高になると予想した。

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