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静岡中央銀は3年連続増益 投信販売 手数料増

 静岡中央銀行が10日発表した2024年3月期連結決算は、経常利益が前期比12・0%増の36億4900万円、純利益は9・9%増の25億2200万円で3年連続の増益となった。役務取引等収益が増えるなど本業が年間を通じて好調で、株式等売却益の増加も寄与した。経常収益は12・3%増の140億8400万円で2年ぶりの増収だった。
 単体の業務粗利益は0・2%増の97億9500万円、本業の収益力を示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は3・5%増の31億円だった。株式相場上昇や新たな少額投資非課税制度(NISA)開始を追い風に投資信託などの販売手数料が伸び、役務取引等収益は18・1%増加した。貸出金利息は1・1%増えた。
 期中平均の貸出金残高は2・6%増の5979億900万円、預金残高は1・4%増の7175億3700万円だった。与信費用は8億5600万円増の11億5500万円。連結自己資本比率は0・42ポイント上昇し12・49%。
 25年3月期は経常利益38億4千万円、純利益27億円を見込む。

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