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デジタル茶況(5月20日)被覆茶に満腹感 静岡市中県産一茶

 静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、東部と清水中心の取引。本山筋の大川の本茶は最終荷となった。富士や岡部の被覆物は相場を維持してきたが、生産終盤に入り、買い手にも満腹感が出始めた。
 県外産は鹿児島県種子島二茶が取引された。同県産有機碾茶も扱われ、引き合いは強かった。

 藤枝 市場関係者は一茶について「こんなに単価が安くなるのは初めて」と振り返り、「茶業に見切りを付ける農家も出てくるかもしれない」と懸念する。

 島田、金谷、川根 島田の早場所では6月初旬から二番茶の摘採が始まる見通し。

 榛原、相良 牧之原市内のある製茶問屋は一茶について「生産者によって品質に大きく差が出た」と話した。

 掛川、小笠 掛川茶市場には1工場から番茶600キロが持ち込まれた。番茶の生産はおおむね終了した。

 袋井、森 森町の茶業関係者は「生産者の二茶への意欲は高まっておらず、台刈りを行った茶園も多く見られる」と指摘する。

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