静岡人インタビュー「この人」 サッカーＪリーグ清水エスパルスジュニアユース三島の指導者に就任した 池田昇平さん（静岡市清水区）
清水市（現・静岡市清水区）出身で、清水エスパルスの下部組織を経て２０００年にトップチームに昇格。身体能力に優れたＤＦとして５季プレーした。その後は五つのクラブを渡り歩き、１２年に現役を引退。ジェフユナイテッド市原・千葉のジュニアユースの監督などを歴任し、指導者として今季２０年ぶりに古巣に復帰した。ジュニアユース三島では中学１年生の育成を担当するＵ－１３（１３歳以下）監督を務める。４２歳。
－再びエスパルスの一員となって。
「清水にはアカデミー（育成組織）の中学時代から所属していたので、いつか戻りたいという気持ちはずっとあった。ジェフでも選手たちの成長を見られることに喜びを感じながら充実した仕事ができていたが、今回、自分の思いとのタイミングが合った。久々にこのエンブレムを背負い、身が引き締まる」
－役割は。
「ジュニアユース三島は２３年４月に創設された、できたばかりのチーム。ユースやトップチームに昇格する選手を輩出し、価値を高めたい。そのためには東部・伊豆の才能ある子どもたちを見逃すことなく育てていくことが必要」
－子どもたちを指導する上で意識することは。
「サッカーの技術指導はもちろん、人間教育も大事にしている。それぞれが己に矢印を向けて自身の課題に向き合う姿勢を身につけられるよう、根気強く寄り添うようにしている」
－今後の目標を。
「指導者として目に見える結果を残したい。トップチームで活躍する選手を育てるだけでなく、率いるチームの成績にもこだわり、アカデミーの価値向上に貢献することができれば」
（運動部・市川淳一朗）
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