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テーマ : 静岡市

サッカーボール作って遊び、SDGs学ぼう 静岡県協会、海洋プラ再利用 各地で体験会

 静岡県サッカー協会4種委員会は2024年度から、海洋プラスチックごみを再利用した組み立て式のサッカーボール制作体験会を、県内で開く各大会に合わせて行う。対象は幼稚園や保育園などの園児。SDGs(持続可能な開発目標)を遊びながら学び、サッカーに触れ合う機会の創出を図る。

海洋プラスチックごみを再利用した組み立て式のサッカーボールを制作した園児ら=静岡市清水区の清水総合運動場
海洋プラスチックごみを再利用した組み立て式のサッカーボールを制作した園児ら=静岡市清水区の清水総合運動場

 取り組みに使用するのはスポーツメーカーのモルテン(広島市)が開発した「マイフットボールキット」。地元企業に協力を依頼してキットを購入し、兄弟の大会に同行する園児や開催地周辺の子どもらが、スタッフから海洋プラスチックごみ問題について学びながら制作する。ボールは参加した園児らに寄贈する。サッカーに興味を持ってもらい、競技人口増につなげる。
 2月中旬、静岡市清水区の清水総合運動場で東海大付属静岡翔洋幼稚園の園児を対象に、明治安田生命と試験的に制作体験を実施。園児らはプラスチックが海の生態系に与える悪影響を学び、キットについた組み立て法のイラスト図を参考に作りあげた。制作時間や経費面で実現性が見込めたため、本格実施する運びとなった。
 発案した田中秀和委員長(52)は「子どもに学びの場も提供できる。続けることでサッカーの普及や強化にもつながるはず」と期待した。
 (東部総局・天羽桜子)

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