自衛隊の救援活動から防災学ぶ 静岡の常葉大橘中・高で講座 「自助・共助が重要」
静岡市葵区の常葉大橘中・高は16日、自衛隊静岡地方協力本部静岡募集案内所の伊藤通孝所長を講師に招き、防災講座を同校で開催した。
全校生徒約1400人が参加し、ウェブ会議アプリを用いて伊藤所長の講話を各学級で視聴した。伊藤所長は東日本大震災など災害時の自衛隊の救援活動を紹介し、公助には限界があると指摘した。「命を守るには、まずは自助・共助が重要。日頃からの備えで、いざという時に安心や自信を持って行動できるようにしてほしい」と強調した。
聴講した橘高3年の丸山遥士さん(17)は「普段から笛を持ち歩いたり、避難経路を確認したり、常に防災意識を持つことが重要だと感じた」と振り返った。