朝鮮通信使の絵本原画 楽しんで 静岡市歴史博物館で展示
静岡市清水区の清見寺など、県内各地にゆかりのある「朝鮮通信使」を題材にした絵本の原画展が14日まで、静岡市葵区の市歴史博物館で開かれている。
2021年に「絵本朝鮮通信使」を制作した兵庫県たつの市のまちづくりグループ『「嶋屋」友の会』と静岡歴史民俗研究会が共催した。磐田市育ちのイラストレーター綱本武雄さんが絵を担当し、史料を基に不明な部分を想像力で補って分かりやすく描いた通信使の旅程や風景のイラスト20点を掲出した。
同館の森昌俊学芸員は「関係が悪化した李氏朝鮮に対する徳川家康の平和外交の捉え方は正確。博物館の展示にふさわしい」と話した。観覧無料。