大井川河川敷にモルタル 静岡市田代、建設業者の敷地から流出か
静岡市葵区田代の大井川河川敷に、建設業者の廃棄したモルタルのようなものが流れ出ていることが1日、市などへの取材で分かった。廃棄物処理法や水質汚濁防止法に抵触する可能性があるとして、市と静岡中央署などは近く、業者への聞き取りを行うとともに現場を確認し、流出の範囲や水質への影響を調査する。
現場は大井川鉄道井川駅から北に約7キロの河川敷。関係者によると、業者が自社の資材置き場にモルタルを流したことにより、敷地外に流れ出た可能性があるという。
市は市民らからの情報提供で7月末に流出を覚知した。市環境保全課の担当者は「現場を確認した上で、業者への指導を検討していく」と述べた。
モルタルはセメントに水と砂を練り混ぜた建築材料。アルカリ性で、固まるまでの過程で水に触れると水質に影響が出る可能性がある。