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静岡市の結婚支援事業 9年間で22組夫婦に 10年目は「自信」をサポート

 静岡市の繁竹三千代青少年育成課長は12日の市議会厚生委員会で、2014年度に始まった市の結婚支援事業「しずおかエンジェルプロジェクト」について、22年度末までの9年間に婚活イベントに計3152人が参加し、22組が成婚に至ったとの実績を報告した。24年度は参加者にヘアメークやファッションを学ぶ機会を提供する。宮沢圭輔氏(創生静岡)と大石直樹氏(公明)への答弁。
 同事業では22年度末までに、男女の出会いの場を創出するため、プラモデル作りや駿府城公園のお堀を巡る遊覧船「葵舟(あおいぶね)」乗船などの婚活支援イベントを実施した。計129回で男性1617人、女性1535人が参加してカップル485組が誕生し、22組が結婚した。
 24年度に始めるヘアメークやコミュニケーションの取り方をイベント前に学ぶ事業は、23年度の参加者アンケートから発案した。アンケートでは、「お付き合いや結婚に感じるハードルは何か」との質問に、男性は「異性とのコミュニケーションが苦手」、女性は「自分に自信がない」との回答が多かった。繁竹課長は「婚活初心者が自信を持って婚活に臨めるよう支援していく」と述べた。
 このほか、24年度は独自に婚活支援事業を行う企業や団体を「企業婚活サポーター」として登録し、市が登録団体の婚活イベントをPRする事業も開始する。
 (政治部・池谷遥子)

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