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宮城出身の高橋さん 震災経験基に講演「今をしっかり生きて」

 東日本大震災で被災した経験を語り継ぐ「命のかたりべ」として活動する宮城県石巻市出身の高橋匡美さんが26日、焼津市役所で講演した。乳幼児教育連絡協議会に参加した市内幼稚園や保育園などの職員に、命の大切さについて訴えた。

講演する高橋さん=焼津市役所
講演する高橋さん=焼津市役所

 高橋さんは東日本大震災で石巻市の実家に住んでいた両親を亡くした。震災3日後の実家周辺の様子について「地獄のようだった。自然の怖さを感じた」と語った。両親の死を受け入れられずに、苦しい日々を送った経験を踏まえ、「あすを迎えられるのは奇跡。つらいときはしゃがんでもよい。今をしっかり生きてほしい」と訴えた。最後に、自身のふるさとに立地し震災の影響で閉校となった小学校の校歌を歌って締めくくった。

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