テーマ : 市町対抗駅伝

陸上女子18歳コンビ「一緒に五輪」の夢へ【SBSマイクリレー】

 隔週木曜日に掲載する「SBSマイクリレー」が今日からスタート。SBSのスポーツアナウンサーが現場で取材した選手の素顔や気になる話題をお届けします。トップバッターは入社26年目を迎えた私。県市町対抗駅伝での走りを長年実況し、番組でゲスト共演もした若手有望株の女子ランナー2人の今を紹介します。
 今春、静岡が生んだ期待の女子長距離選手2人が社会人としての第一歩を踏み出しました。浜松市出身の杉森心音選手(18)と、静岡市出身の細谷愛子選手(18)です。
 杉森選手は浜松北浜中から駅伝の強豪・仙台育英高(宮城)に進み、2年時には全国高校駅伝で優勝。3年時には主将を務め同世代トップクラスのランナーに成長しました。
 卒業後に選んだ進路は「小学生から憧れていた人」というリオと東京で2度の五輪代表となった鈴木亜由子選手が所属する実業団の日本郵政グループ。「試合に向けた準備の仕方や、体のケア、気持ちの切り替え方などがすごい」と早速、鈴木選手から影響を受けています。1年目は「体をしっかり作り、筋力を強くして走れる距離を増やしていきたい」と先を見据えます。
 細谷選手は静岡東中時代に全国中学駅伝で2年連続MVPを獲得し、関西の名門・立命館宇治高(京都)へ進学しました。けがに悩まされながらも、2年時に都道府県対抗女子駅伝で区間賞の走りを見せ京都チームの優勝に貢献。3年時は全国高校駅伝で区間賞を獲得するなど、こちらも世代屈指の活躍を見せました。
 「レベルの高い選手とともに練習できたら」と選んだ進路は、世界陸上の舞台を2回走った松田瑞生選手がいる実業団のダイハツ。ルーキーイヤーの目標は「丈夫な体づくりと自己ベスト」とこちらも着実に成長曲線を描いています。
 中学時代から競い合う一方で、親交を深めてきた杉森選手と細谷選手。中学3年の冬、SBSのスタジオの特設ボードに2人で書いてくれた「一緒に五輪へ」が現実になる日が楽しみです。(岡村久則)

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