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部活動地域移行の受け皿に 小中生はつらつ 陸上教室始動 小山町でNPO設立

 小山町に学校の部活動以外で小中学生がスポーツや文化芸術の活動に励む場を創出するNPO法人「おやまアレグ」が設立された。中学部活動の地域移行推進に伴い、町内で受け皿をつくる。活動の一歩となる陸上教室が4日、町多目的広場で始まった。

走る姿勢について体を動かしながら学ぶ子どもたち=小山町の町多目的広場
走る姿勢について体を動かしながら学ぶ子どもたち=小山町の町多目的広場


 町内3中学校では2024年度から、部活動の加入を任意制とし、木曜日を休みとした。町は外部指導員の活用を進め、将来的に部活動を廃止して中学生以外の幅広い世代が参加する地域クラブに移行する構想を描く。同NPOは陸上競技に加えて他のスポーツや文化芸術のクラブも創設し、子どもたちが興味のある多彩な活動を町内で安心して続けられる環境づくりを目指していくという。
 陸上教室は小学4年~中学3年を対象に、毎週木曜日に開く。県市町対抗駅伝の同町チーム監督を長年務めてきた室伏剛同NPO会長らが指導する。初回は小学生11人が走る姿勢などについて体を動かしながら学んだ。
 現在は小学生の登録のみだが、3中学校には陸上部がない。同NPOを支援する町教育委員会学校部活動地域移行コーディネーターの桜井雅彦さんは「今後、中学生の参加も増えていくと思う。徐々に地域になじんでいくのでは」と話す。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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