テーマ : 市町対抗駅伝

吉田町 高校生が粘り2位 清水町との“ガチンコ”は苦杯【市町対抗駅伝】

 前回初優勝を果たし、連覇を狙った吉田町。今回は互いにベストメンバーをそろえた清水町との「ガチンコ勝負」(中島監督=吉田中教)。目標通りチームの過去最高タイムをたたき出したが、大会新記録を打ち立てた清水町の背中はさらにその先にあった。

吉田町4区磯崎心音(左)からたすきを受け、駆け出す杉浦柊人=第4中継所
吉田町4区磯崎心音(左)からたすきを受け、駆け出す杉浦柊人=第4中継所

 10区までは想定通りの展開だった。県高校男子1500メートルランク1位の5区杉浦(藤枝明誠高)は「清水町にどれだけ差をつけられるか」と勢い良くスタート。2分近い差をつけ、区間全体1位、4年連続区間新の快走を見せた。
 逆転を許した後も、11区水野(藤枝明誠高)で再度ひっくり返す作戦だった。水野は区間賞で期待に応えたが、清水町の粘りに「前との差がなかなかつまらなかった」。最終区間の最高タイムを持つアンカー三輪(中央発條)は、かかとの故障から復帰したばかり。清水町の背中が見える距離でたすきを受けたが、思い通りの追い上げはかなわなかった。
 中島監督は力負けを率直に認めつつ、監督就任時の6年前と比べ、10分以上タイムを短縮したことに「町として地力が付いた証拠。選手は最高の走りをしてくれた」とねぎらった。今回を出場の一区切りにする覚悟で臨んだ三輪も「若い選手の成長がうれしい」と、王座奪還に期待を寄せた。

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