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東日本大震災 教訓もう一度 語り部・高橋さん親子(宮城出身) 家族亡くした思い 10日、浜松市中央区でイベント

 東日本大震災の教訓を伝えるイベント「親子かたりべとキャンドルツリー」が10日午後1時半から、浜松市中央区中央の市民協働センターで開かれる。宮城県石巻市出身で、両親を震災で亡くした高橋匡美さん(58)と、高橋さんの長男で東京都在住の千葉颯丸さん(30)が語る。高橋さんらが1日、市役所でイベントの概要を発表した。

「親子かたりべとキャンドルツリー」への来場を呼びかける高橋さん=浜松市役所
「親子かたりべとキャンドルツリー」への来場を呼びかける高橋さん=浜松市役所

 高橋さんは命の大切さという観点から防災意識を高められるよう話す。千葉さんは震災後に出身地の宮城県塩釜市から都内に進学し、被災地と離れて過ごしつつも震災や祖父母の死に向き合った体験を語る。キャンドルツリーも作る。
 各地で語り部を務めている高橋さんが活動を始めたのは発災から数年後で、理由について「自分より大変な人がいると思い、語るのをためらった」と振り返る。能登半島地震から2カ月ということで、被災者に対しては「それぞれの人生で最大の苦しみ。他の人と比べなくていい」と感じる。そうした思いも同イベントで伝える。
 定員60人。問い合わせはイベントの協力者で静岡市葵区のボランティアコーディネーターの中村道代さん<電080(1173)2716>へ。メールは<wayplanningoffice@gmail.com>へ。
 (浜松総局・松浦直希)

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