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テーマ : 静岡市

家康ゆかりのミカン「存在知って」 藤枝・蓮華寺池公園内に移植

 藤枝市は18日、同市の蓮華寺池公園内にある徳川家康ゆかりのミカンの木を園内のハナショウブ園付近に移植した。公園の新たな観光スポットとして市民にPRし、来園者の増加につなげる。

徳川家康ゆかりのミカンの木を移植する関係者=藤枝市の蓮華寺池公園
徳川家康ゆかりのミカンの木を移植する関係者=藤枝市の蓮華寺池公園

 家康が自ら植樹したと伝わる駿府城公園(静岡市葵区)にある県指定天然記念物「家康手植えの蜜柑(ミカン)」の原木から枝分けした小枝が、1999年に史跡田中城下屋敷(藤枝市)に植樹された。2016年に同市のボランティア団体「蓮華会」が田中城の小枝を接ぎ木し、「孫蜜柑」として園内で育てていたが、植樹場所などを理由に市民の認知度が低かった。
 市花と緑の課と地元の造園会社、同団体の関係者が協力して、高さ約4メートルの木を植えた。同課によると、紀州ミカンの一種で香りが強く、種のある小ぶりの実が特徴とされる。順調に育てば12月ごろに収穫できるという。
 同課の担当者は「蓮華寺池公園に家康ゆかりのミカンの木があることを知ってもらい、見に訪れてほしい」と話した。
 (藤枝支局・青木功太)

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