静銀支店職員が特殊詐欺を防止 伊東署が感謝状
伊東署はこのほど、特殊詐欺被害を未然防止したとして伊東市銀座元町の静岡銀行伊東支店(袴田幸弘支店長)と職員2人に署長感謝状を贈った。
同署などによると6月17日午後1時半ごろ、同支店に来た高齢女性が「定期預金を解約し、息子にあげたい」などと申し出て、300万円を引き出そうとした。不審を感じたフロア担当の杉本由美子さんと窓口対応の下田聖子さんが応じ、話を聞くなどして通報につなげた。
三坂滋康署長が同支店を訪れ、袴田支店長と2人に感謝状を手渡した。三坂署長は「職員のみなさんが意識を持って仕事していただいていることに感謝している」と述べた。
杉本さんは「お客さんの預金を守るのも銀行の仕事の一つ。被害防止でき、うれしく思う」と話し、下田さんは「引っかかることがあった時には納得いくまで話をするよう心掛けている」と語った。