テーマ：藤枝ＭＹＦＣ

⚽藤枝、９０分１０人で戦い抜く　仙台とドロー　Ｊ２第２８節

運動部　寺田拓馬

　明治安田Ｊ２リーグは２９日、各地で第２８節の１０試合が行われ、藤枝は仙台と１ー１で引き分けた。

仙台―藤枝　後半２４分、途中出場から同点弾を決める藤枝・河上＝仙台・ユアスタ

　②ユアスタ（藤枝１勝１分け）▽観衆１００２１人
仙　台　８勝９分け１１敗（３３）　１（１―０　０―１）１　藤　枝　１０勝７分け１１敗（３７）
▽得点者【仙】ホ・ヨンジュン（５）【藤】河上（１）
　ほぼ９０分間を１０人で戦いながら攻撃的スタイルを貫き、藤枝が敵地で貴重な勝ち点１をつかみ取った。試合開始３０秒でＤＦ山原が一発退場して苦戦を強いられたが、後半に追い付いてドロー。須藤監督は「ものすごく大きい勝ち点１。最後までわれわれの戦いができた」と胸を張った。
　いきなり緊急事態に陥っても、慌てなかった。山原の退場後は４バックに布陣を変え、ＧＫ北村が積極的に攻撃の組み立てに加わり真っ向勝負を挑んだ。守備陣も集中を保って相手の攻撃を跳ね返し続けたが、４１分に耐えきれずクロスから先制を許した。
　後半は開始からＭＦ河上を投入してバランスを整え、ＤＦラインからマイボールを大切に試合を進めた。同点弾は２４分、左サイドでボールを運び、最後は河上がエリア中央で右足を振り抜いた。「苦しい中で勇気をもらった」。ＤＦ川島は値千金のゴールを振り返った。
　終盤は仙台の猛攻を受けたが、全員で体を張って守り抜いた。主力だったＦＷ渡辺とＭＦ久保がＪ１に移籍するという窮地に、原点回帰で苦しくてもボール保持にこだわり抜き大きな自信を得た。

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