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⚽サッカーJ2藤枝 0-1 町田に屈する

町田―藤枝 前半5分、町田・デューク(左端)に先制ゴールを許す=町田・Gスタ(写真部・二神亨)
町田―藤枝 前半5分、町田・デューク(左端)に先制ゴールを許す=町田・Gスタ(写真部・二神亨)

 ①Gスタ▽観衆3571人
 町田 6勝1分け(19) 1(1―0 0―0)0 藤枝 3勝4敗(9)
 ▽得点者【町】デューク(1)


 【評】藤枝は前半早々の失点が響き、町田に0―1で敗れた。
 前半の入りからロングボールで相手の圧力を受けた。失点は5分、ハイボールの対応が中途半端でこぼれ球を押し込まれた。その後、相手陣に攻め込むと34分、FW岩渕が惜しいシュートを放ったが、GKに防がれた。
 後半もボールは保持したものの、相手の堅い守りを崩せず、次第に息切れした。平尾、矢村と途中交代した選手も見せ場をつくれずゴールが遠かった。

一瞬の隙… 首位との差、実感
 スコア以上の差がそこにはあった。藤枝は試合開始早々の失点を挽回できず、首位の町田に0―1で惜敗。須藤監督は「一瞬の隙を突かれ、自分たちは仕留められなかった。勝ち負けには確かな理由がある」とチームの現在地を見つめた。
 相手がパワープレーで来るのは想定通りだったが、前半5分にゴール前のハイボールから失点した。「前に出る判断が一瞬遅れ、キャッチかパンチングか迷ってしまった。負けは自分のせい」とGK北村。大卒新人でプロ2試合目のGKはその後、安定したプレーを見せたが、敗戦の責任を背負い込んだ。
 ただ、ピッチ上の選手が下を向くことはなかった。前々節0-5で敗れた東京V戦の反省を生かし、失点後はボールを圧倒的に支配して攻めに転じた。「自分たちで勢いを盛り返したのは成長の証し。前を向きたい」とボランチの杉田主将。両ウイングバックの久保、榎本が高い位置を取り、ハイプレスでセカンドボールを拾って連続攻撃を仕掛けた。
 しかし、前節まで無敗で1失点の首位チームの守備は固く、後半途中からは攻撃のテンポが落ちた。榎本は19分に得意のドリブルでゴール前まで進入したがシュートできず、「最後に個で勝負する力が足りない。試合を決める選手にならないと」と足元を見つめた。目標のプレーオフ圏(6位以内)実現には、上位との差を埋める作業が必要になる。

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