バス路線維持など静岡市長に提言書 市議会特別委
静岡市議会総合交通政策特別委員会は14日、バス路線維持に関する施策の推進や、一般のドライバーが有料で客を送迎するライドシェア導入に向けて地元関係者と調整を進めることなどを求める提言書を難波喬司市長に提出した。
人口減少や運転士不足を背景に減便、廃止が増えているバス路線の維持に向けてコミュニティーバスの運行や、交通事業者の人材育成を支援することが重要とした。ライドシェアなど「ドア・ツー・ドア」の移動サービス充実のほか、観光客の移動手段の確保や自動運転実験の推進も求めた。
白鳥実委員長(創生静岡)ら委員が市役所静岡庁舎で難波市長に提言書を手渡した。白鳥委員長は「魅力的で利用しやすく、持続可能な移動手段の確立を強く求める」と述べた。難波市長は「しっかりと受け止め、具体的な結果につながるよう(施策を)進めたい」と応じた。