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テーマ : 静岡市

静岡市議会委員会 親子向け施設 500万円補助 商店街への誘客狙う 

 静岡市の平尾隆司商業労政課長は12日の市議会2月定例会観光文化経済委員会で、静岡、清水両地区の中心市街地に子育て世帯を呼び込む新たな施策として、商店街の空き店舗に、子育て世帯を対象にした施設・店舗を出店する事業者に対して最大500万円を補助すると説明した。小山悟氏(志政会)と石井孝治氏(創生静岡)への答弁。

 市は2024年度当初予算案に、JR清水駅西口の駅前銀座商店街のアーケード下に子どもの屋内遊び場を設置する事業費2500万円と、中心市街地に大型の遊び場を設置する事業者に最大2千万円を助成する事業費を計上した。遊び場周辺に、プレイルームを伴う飲食店や、子ども関連の商品やサービスを扱う施設を併せて整備することで、子育て世帯が商店街を訪れようとする動機を高める。
 平尾課長は「屋内の遊び場整備の取り組みと連動させることで、中心市街地に新しい人流を生み出したい」と強調した。
 市が24年度当初予算案に計上した事業費は静岡、清水両区で計3件分の助成費1500万円。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用する予定。補助率は出店経費の3分の2で、広告宣伝などソフト面で最大100万円、改装、備品購入などハード面で最大400万円を助成する。要綱を整え、6月ごろ募集を開始する予定。平尾課長は、静岡地区で対象とするのは「子育て世帯の取り込みを目指している商店街」とし、葵区の七間町名店街を例示した。
 (政治部・尾原崇也)

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