青葉通り再整備 テラスや芝生化検討 静岡市議会
安本弘樹都市局長は、再整備方針を示している静岡市の中心市街地の青葉通りについて、沿道店舗のテラスとして道路空間を広場利用することや、緑地部分の一部を芝生化することを検討すると述べた。宮沢圭輔氏(創生静岡)への答弁。
安本局長は、「水と緑」をテーマに、1992年に整備された青葉通りについて、施設の老朽化が進んでいるほか、夜間の放置駐輪が常態化し、横断防止チェーンによって沿道店舗と緑地部分の往来が妨げられるなど「緑地が本来持つ温かさや潤いが感じられない」と、利用・構造上の課題を指摘した。
その上で、再整備の考え方について「課題の解消と、公共空間に求められるさまざまなニーズに対応するため、場の力を生かした居心地のよい空間になるよう進める」と強調した。
市は青葉通りを含めたJR静岡駅周辺の静岡都心地区について、統一した都市デザインによるまちづくりを進めるため、2024年度当初予算案に都市デザイン指針や基本計画の作成に関する事業費を計上している。