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テーマ : 静岡市

若手芸術家に発信の場を 5日まで常葉大生企画展

 静岡市内の大学生を中心とする若手芸術家が発信できる機会を設けようと、常葉大造形学部3年の佐藤葵さん(21)と須田健史さん(21)でつくる美術チーム「DESIGN CLUB(デザインクラブ)」が企画した展示会「芸術楽座」が2日、同市葵区駿府町のギャラリーテルサで始まった。5日まで。

若手芸術家の発信の場として学生が企画して始まった「芸術楽座」=静岡市葵区駿府町のギャラリーテルサ
若手芸術家の発信の場として学生が企画して始まった「芸術楽座」=静岡市葵区駿府町のギャラリーテルサ

 初開催のイベントで、市内の学生ら12人が出品した。展示物は3日までの前期と4日からの後期で入れ替える。前期は佐藤さんがデザインしたワッペン付きのジャンパーや、須田さんが制作したオリジナルデザインの御朱印帳、アーティスト名「はなのま」さんが幼少期の思い出を描いたポップな絵柄のイラスト、「松浦」さんが手がけたスタイリッシュなキャラクター画などが並ぶ。
 同大の学生有志が掛川市と連携して人気ゲーム「マインクラフト」を使って再現した戦国期の高天神城の映像や、「三須至恩」さんが同じくゲーム上で制作した駿府城の復元モデルも展示する。後期は立体物が中心になる予定という。
 須田さんは展示会を企画した理由として「展示場を借りようとしても学生にはハードルが高いことが多い」と話した。2人は大学卒業後も年1回、展示会の開催を目指すという。佐藤さんは「アートをやっている学生の横のつながりを作れる場として、10年、20年と続くイベントにしていきたい」と意気込んだ。
 (教育文化部・マコーリー碧水)

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