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県境またいだ業者のマッチング 清水銀行が推進 静岡県産鮮魚 即日、長野へ

 中部横断自動車道を利用して静岡県から長野県に新鮮な海産物を届けようと、清水銀行などが静岡市と長野県の業者の「越境ビジネスマッチング」に取り組んでいる。連携拡大すれば本県の新鮮な海産物が競り落とされたその日に長野県内の各地で食べられるという。

静岡市中央卸売市場から運ばれた生のマグロの解体ショーをスーパー店頭で行う関係者=21日、長野県佐久市
静岡市中央卸売市場から運ばれた生のマグロの解体ショーをスーパー店頭で行う関係者=21日、長野県佐久市

 21日、丸松水産(静岡市)が長野県南信地方の下諏訪町に置く販売拠点に鮮魚が運ばれ、そこから従来配送エリア外である同県東信地方の佐久市のスーパーえちごやに車で1~2時間かけ送られた。静岡市中央卸売市場で仕入れた生マグロの解体ショーが行われて「さくが置いたそばから売れていった」(同行関係者)
 丸松水産は親会社が清水銀と取引があり、8年ほど前から毎日静岡市と下諏訪町を往復するトラックを仕立て、同町で鮮魚を販売。同行は日本政策金融公庫からえちごやの紹介を受け、ニーズをすり合わせた。長野県内では日本海や東京・豊洲市場からの鮮魚がメイン。静岡県はえちごやに対して駿河湾産の魚介類の特徴などをPRし、後押しした。
 清水銀ソリューション営業部では、両県の水産関係業者同士のビジネスマッチング拡大を視野に入れる。

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