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田楽、現代によみがえる　「大田楽」伊東市民ら観客魅了

　第２５回伊東大田楽（同後援会、伊東市教委など主催）が１０日、同市観光会館で開かれた。市民らが平安時代から室町時代にかけて流行し、姿を消した芸能の「田楽」を現代によみがえらせた「大田楽」を披露。躍動感あふれる踊りで観客を魅了した。

　大田楽は狂言師の５世野村万之丞さん（１９５９～２００４年）が１９９０年に音楽家や舞踏家とともに誕生させた創作芸能。日本各地の伝統芸能や西洋の動き・音楽を取り入れている。
　華やかな衣装で田楽法師を装った出演者たちが、太鼓や笛のリズムに合わせて華麗に舞った。クライマックスの「総躍り」では、ステージを埋めた踊り手たちが息の合った動きで盛り上げた。
　公演に先立ち、スチールパンの演奏やフラダンスの披露を行った。
　（伊東支局・白柳一樹）

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