特殊詐欺被害未然防止で感謝状 コンビニ店員、JA職員に静岡南署
静岡南署は27日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、静岡市駿河区のセブン-イレブン静岡丸子店(青木徹也オーナー)と店員秋山尚子さん、同区のJA静岡市東豊田支店(福石由起子支店長)と職員山口明里さんに、それぞれ署長感謝状を贈った。
同署によると、秋山さんは2日、携帯電話で通話しながらプリベイドカードを購入しようとした来店客に対し、詐欺の可能性が高いことを説明し警察に相談するよう促した。山口さんは15日、「息子が入院してお金が必要だ」と、高齢女性が現金200万円を出金するため窓口に相談に来たことから、詐欺を疑い警察に通報するなどして被害を未然に防いだ。
感謝状贈呈式では、青木オーナーと福石支店長、山口さんとともに窓口対応をした派遣社員小泉めぐみさん(55)が代理で出席した。大村彦彰署長が感謝状を手渡し「駿河区では昨年、特殊詐欺で計約6000万円の被害が出た。今後も被害に遭いそうな人がいたら、声をかけて事前に防いでもらえたら」と話した。