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テーマ : 静岡市

静岡大・科学者養成スクール 高校生、2年間の成果発表 自然素材ドローン、レタスの味変化…

 中高生を対象に静岡大の教員が高度な科学教育と研究指導を個別に行う「未来の科学者養成スクール(FSS)」の研究発表会がこのほど、静岡市駿河区の静岡キャンパスで行われた。最終段階まで研究を進めた県内外の高校生15人が登壇し、2年間の実験や調査で明らかになった成果を発表した。

研究の成果を発表する高校生=静岡市駿河区の静岡大
研究の成果を発表する高校生=静岡市駿河区の静岡大

 生徒は2022年度にFSSに入校し、最終段階の「研究力発展コース」まで進んでいる。発表内容は、発展途上国での利用時のトラブル対応を想定した「自然素材のプロペラを用いたドローンの飛行性能」、異なる色のLEDライトを用いて分析した「光の波長によってレタスの味は変わるか」など個性豊か。生徒はテーマ設定の理由や実験を紹介し、結果から得られる考察を説明した。参加者同士の質疑も行った。
 実験や分析でダンゴムシの排泄物が土や植物の生育に与える効果を確認した浜松西高2年の八木大地さんは「大学の設備を活用し、先生の発想に触れながら踏み込んだ研究ができた。本当に有意義な経験ができた」と振り返った。
 FSSは科学技術振興機構の助成事業。同大は本年度も5月から入校者を募り、全学部体制で中高生の研究をサポートする。

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