病理解剖に協力した「献体者」の冥福祈る 市立静岡病院で慰霊式
静岡市葵区の市立静岡病院は24日、病理解剖に協力した献体者を悼む慰霊式を同院で開いた。開催は8年ぶり。
遺族や病院関係者など73人が参列し、2015年1月から23年3月までの間に同病院で死亡後に病理解剖を受けた173人を追悼した。
献体者の名前が一人ずつ読み上げられ、参列者は献花で弔った。小野寺知哉院長は「病理解剖は病の影響や治療の効果などを最終的に確かめるかけがえのない手だて。社会に貢献をされた故人の高徳に敬意と感謝を申し上げたい」とあいさつした。式後、献体者の芳名録を同院敷地内の慰霊碑に奉納した。