傘巡る思い出 感動作文全国最高賞 静岡城内中の増田さん
静岡市葵区の城内中2年増田好美さんの作文「長傘にこめられたもの」が「第37回感動作文コンクール」(上広倫理財団主催)で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した。増田さんがこのほど、市役所清水庁舎を訪れ、赤堀文宣教育長らに受賞を報告した。
受賞作は、何度貸しても必ず手元に戻ってくる母の傘にまつわる思い出をつづった。受賞報告で増田さんが作文を朗読し、赤堀教育長は「優しさの連鎖が家族にも他の人にもつながっていることが感じられ、心が温かになった」と伝え、受賞を祝った。増田さんは「賞の重みに応えられるよう、身が引き締まる思い」と感想を語った。
同コンクールは子どもたちに日常の体験での感動を見つめ直し、文章にする機会を提供しようと1987年から行われ、今回は全国から2万7000編を超える応募があった。