グランシップ来館者の安全守れ さすまた使い訓練 職員が防犯研修 静岡市
静岡県文化財団は5日、職員などを対象にした防犯研修を静岡市駿河区のグランシップで開いた。静岡南署の署員らからさすまたの使い方や護身術などを学んだ。
日々不特定多数の人々が訪れるグランシップの来館者の安全を守る目的で企画され、同財団職員や清掃員、舞台スタッフなど約70人が参加した。同署の生活安全課と警備課、警務課の担当者が、凶器を持つ不審者にさすまたを使って距離を取りながら相手の動きを封じる方法や、相手に手首をつかまれた場合の離脱法などを実演。職員も実際に体を動かし、いざという時のために普段から訓練を重ねることの大切さを学んだ。
同財団の落合徹専務理事兼事務局長(62)は「来館者と職員の安全が最優先。今後も訓練を続けていきたい」と話した。