あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 静岡市

日本語教育の課題 教室運営現状訴え 静岡市葵区で総合調整会議

 外国人の日本語学習の体制整備に向けて産学官の関係者が集まる「総合調整会議」が4日、静岡市葵区の静岡労政会館で開かれた。日本の人手不足を背景に外国人材のニーズが高まり、市内でも地域での日本語学習希望者が増え、教室や指導を担う人材が不足している課題を共有した。
 市内で日本語教室を開く市国際交流協会、清水日本語交流の会、グローバルにほんごの3団体の担当者がそれぞれ、日本語学習に関する問い合わせの増加を報告。一方、新型コロナ禍による日本語教育人材の減少や土日曜日に学習を希望する人の増加などの事情があり、日本語教室の運営が難しくなっている現状を訴えた。民間の委員からは、企業内で日本語教室を開き、人材確保や定着につなげている事例の紹介もあった。
 市のウェブサイトによると昨年末現在、同市に住民登録のある外国人は1万1986人。国別では中国、ベトナム、フィリピンが多く、人数も増加傾向にある。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

静岡市の記事一覧

他の追っかけを読む