徳川家康公が幼少期を過ごした臨済寺の特別公開。
静岡市内には今川家と縁の深い歴史スポットが点在しています。先日今川家の菩提寺、臨済寺の秋の特別公開に行ってきました。以前磯田道史先生と一緒にやっていた歴史の番組で伺ったことがあったのですが、歴史に興味を持ち始めた娘に臨済寺を見せたくてこの日を待っていました。
静岡市の北部、賎機山を背にした場所にある臨済寺。臨済宗妙心寺派の禅寺です。修行のためのお寺なので原則5月と10月の2日の特別公開日にしか拝観することはできません。この山門もくぐると凛とした空気が流れています。
長い階段をあがると・・・
国の重要文化財である本堂、大方丈です。
今川氏の人質となった武千代丸(家康)の手習いの間。人質という名の留学のような形でたくさんの事をここで学んだとされています。
天井には龍の絵があります。復元された手習いの間とはいえ、この場所で幼少期の家康公が学んでいたと思うと、タイムスリップしたような気分になりました。娘にもここで家康公が勉強していたんだ!と感慨深く見入っていました。
そのほか、お寺の大切なものや見事なお庭や茶室など見ることができました。
次の特別公開日は2021年5月19日の予定です。
今川の時代といまの私をつなげてくれる特別な場所を拝見でき、充実した時間になりました。
よい週末をお過ごしください ^^)