日本時間の2021年2月19日の今日、午前5時55分頃、アメリカの火星探査ミッションマーズ2020に搭載されている火星探査車のパーサヴィアランスが火星に着陸しました!
今朝は5時半に目覚ましをかけ、早起きをして着陸の様子をNASAテレビの中継で見ていました。
無事に着陸できた事が分かった瞬間の管制室の皆さんの喜び、コロナの中なのでハグはできませんがそれぞれの健闘をたたえ、グータッチをする研究者の皆さんの姿に胸が熱くなりました。伝えるアナウンサーも皆、火星を意識した赤い衣装を着て、アメージング!!を連呼しながら伝えていました。
そして、到着の後、すぐにパーサヴィアランスが撮影した画像が地球に届き、静岡の私の自宅で見られた事も驚きでした。ハローワールド!という書き出しで火星からメッセージが送られてくるなんで、びっくり。
私がこの探査車パーサヴィアランスに興味を持ったのは、このプロジェクトに関わるNASAのジェット推進研究所にいらっしゃる小野雅裕さんの本を読んだからです。実際ズームで小野さんをお話を伺う機会もあり、火星探査車でわかる未来を教えてもらい、すっかり火星探査の魅力にとりつかれました。
小野さんは火星ローバーのオペレーション、探査車(ローバー)と交信して管制と運用を担当するそうです。
その小野さんが子供と対話するように書いた「宇宙の話をしよう」という本です。
(SBクリエイティブ株式会社発行)
イラストは静岡市在住の利根川初美さんが描いていて、難しいとおもわれがちな宇宙の話がかわいいイラストのおかげもあり子供でも楽しく見ることができます。お子さんが宇宙に興味を持ったら、おすすめの1冊です。うちの娘も大好きな本です。
6輪の1トンの大きさのローバーを管制する小野さん、小さい頃はミニ四駆にはまっていたそうです。
ミニ四駆に夢中だった少年が、火星でローバーを動かしていると思うと、静岡の産業でもあるミニ四駆が宇宙にもつながった気がしてとっても嬉しい気持ちになりました。
パーサヴィアランスは日本語訳すると不屈の精神、忍耐。
火星の中でどこに降りるか、候補地を決めるだけでも5年の歳月がかかったそうです。
今回のミッションは火星に生命が存在できる環境があったのか、また生命の痕跡そのものを探すものです。
火星に生命が見つかったら・・・どんなことが分かるのか、今からとても楽しみです。
今夜も月のそばで赤く輝く火星。日本の研究者たちの想いもつながった探査が始まりました。
このローバーが採取するサンプルは2031年に地球に戻ってきます。
週末はゆっくり空を見上げるのもいいですね、良い週末をお過ごしください ^^)