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中国教育制度改革 日本の授業に学ぶ 訪問団が星陵中・高視察

 中国の教育改革について研究している同国の学者で構成する組織「中国教育30人フォーラム」はこのほど、富士宮市の星陵中・高を訪問した。訪日団約40人が授業の様子を視察し、中国国内の教育制度の課題解決の糸口を探った。

廊下から授業の様子を見る訪問団=富士宮市の星陵中・高
廊下から授業の様子を見る訪問団=富士宮市の星陵中・高

 同フォーラムは2014年に北京で発足した。教育学や経済学、人文科学などの知見から中国の教育のあり方を検討していて、世界各国の教育現場を視察する。今回の日本訪問は9月末に来日し、東京、早稲田、上智の3大学で講座を受けた。
 訪日団は同校の校内を散策し、授業の流れを見て回った。同国では電子黒板に資料を映す授業が主流だといい、教員が板書する姿に注目する姿が見られた。体育が土のグラウンドで行われていることに衝撃を受けた一人は「土に(有害な)化学物質が含まれている心配が要らない日本ならではだ」と考察した。楊東平団長は「中国は都市と農村で教育環境に格差がある。平等な日本の制度に学べるところがありそう」と話した。

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