ベストジーニストに菅田将暉さん・みちょぱこと池田美優さん
菊池:11月10日、最もジーンズが似合う有名人を表彰する「ベストジーニスト2022」が発表されました。一般選出部門で、俳優の菅田将暉さんと、みちょぱこと池田美優さんが選ばれました。牧野:静岡県出身のみちょぱさん!
菊池:私も取材に行ったんですが、残念ながら菅田さんは咽頭炎のため授賞式を欠席されました。古着のジーンズなどたくさん持ってらっしゃるという菅田さんは、デニム生地からGジャンなどを自分で縫って作っちゃうんです。
牧野:自分で縫ってらっしゃるんですか!
菊池:作ったGジャンを吉田拓郎さんにプレゼントしたこともあるんです。そんな菅田さんですが、今回、「ジーンズ大好きなので賞を取れてよかった」とコメントを寄せていました。もう一人のみちょぱさんは、ベストジーニストをずっと狙っていたそうです。
牧野:モデルさんですもんね。
菊池:みちょぱさんは芸歴10年目になるんですが、「芸能界唯一の夢。この賞が欲しかった」「やっと芸能界に認められたという感じがする」とめちゃくちゃ喜んでいます。「次なる目標は殿堂入りだ」ともおっしゃってました。昨年からガチで狙っていたそうです。
牧野:ベストジーニストを狙うとかあるんですね。公の場にジーンズを着て行くとか?
菊池:みちょぱさんのSNSを見ると、ジーンズの写真がかなり多いんですね。ジーンズを着まくってアピールしています。ベストジーニスト賞は昨年から選出方法が変わって、今年の一般選出部門は、10代から50代のランダムに選ばれた1万人が、最もジーンズが似合う有名人を投票した集計結果により上位男女各1人が決定されました。みちょぱさんは昨年もノミネートされたのですが選ばれなかったんです。
牧野:悔しかったんでしょうね。
菊池:今年は絶対取るということで、かまいたちさんとの番組に「ベストジーニストを取りたい」という企画案を出して、みちょぱさんのオリジナルジーンズを作ったり、古着屋さんで上下で50万円するビンテージのジーンズを自腹で買ったそうなんです。そういうことがニュースになったりして、コツコツと頑張ってきたわけです。
牧野:今年でベストジーニストのハードル上がりましたよ。菅田将暉さんとみちょぱさんがジーンズなどを作っちゃってるわけですから。来年以降、どうすればいいんだ!? 染めるところから始めなきゃ!みたいになってきますよね。
菊池:本当にどこで選ばれるか分からないですけどね。かなり狙ってたんだなとは思います。
みちょぱ、圧巻のスタイル
菊池:授賞式で圧巻だったのは、みちょぱさんのスタイルです。牧野:私もみちょぱさんと共演したことがあるんですけど、身長が同じぐらいなのに、足の位置が私の腰の上ぐらいまであるんですよね。とにかく長いんですよ。
菊池:みちょぱさんは今年、クラリーノ美脚大賞の20代部門にも選ばれていますよね。そんな美脚の持ち主のみちょぱさん、ベストジーニスト授賞式当日、デニムとブーツが一緒になっているスタイルできたんです。これ、どうやって履くかわかりますか?
牧野:ズボンを履く延長で、靴まで履いちゃうってことですか?
菊池:そうなんですよ。みちょぱさんしか履けないです。私たちリポーター同士で「あれだったら座敷入れないじゃん」とか「玄関で脱いだらパンツ一丁になっちゃう」とか話していました(笑)。
みちょぱ、人生初のダイエット
菊池:自慢のくびれやへそ出しルックのみちょぱさんに、どうしてスタイルを保てるのか聞いてみました。気がついた時に足を上げたり、腹筋を意識したり、ちょいちょい運動を毎日やることが腹筋を保つために大事なんだそうです。牧野:スキマ時間のちょいちょい運動が大事なんですね。
菊池:そんなみちょぱさんですが、24歳になり大人の体型になったということで、人生初のダイエットをして3か月で4キロ痩せたそうです。大好きな炭水化物を減らすとか、とにかく腹筋をする。先ほどちょいちょい運動と言ってましたが、1日200回ぐらいやっているんですよ。
牧野:腹筋200回って、まあまあやってますよ。
菊池:ながら腹筋やテレビを見ながら足を上げたりするそうで、けっこう大変だなと思います。あとは、露出することが大事だと言っていました。へそ出しルックをすると、人に見られている感覚があるから引き締めようと思うということです。スタイリストさんに「きょうおなかが出る服ですよ」って言われても動じない身体にするのが、自分のルールというか目標なんだそうです。それって、すごいプロ意識ですよね。さらに、身長165.5センチの自分に合う体重は49.5~50.5キロと決めているそうです。
牧野:0.5キロ単位でやってるんですね!
菊池:体重計に乗って「ちょっと摂生しなきゃ」とか毎日測って考えているんです。
朝礼中つま先立ちが秘訣⁉
菊池:ベストジーニスト「協議会選出部門」の広末涼子さんも、40代なのにすごいスタイル抜群ですよね。その秘訣を聞いてみたら、子どものころ、スタイルが良いという広末さんのお母様に「うちの家系はお尻が大きいから、ヒップアップするために学校の朝礼の時はつま先立ちしなさい」と言われたそうです。広末さんは、18歳になる長男とジーンズを貸し借りしているんですよ。牧野:みちょぱさんも広末さんも、日常の中で身体を鍛えてるのがミソですよね。
菊池:私もお皿洗いながら、ちょっとやろうかなと思いました。
歴代のベストジーニストたち
菊池:ベストジーニスト賞は時代を彩る人たちがいつも選ばれています。やっぱり木村拓哉さんのイメージですよね。牧野:僕は吉田栄作さんのイメージなんです。今回、39回目じゃないですか。SNSがない時代は自分でPRできなかったわけでしょ。そうなると、ドラマでジーンズ履いてなかったら選ばれなかった賞なんじゃないですか?
菊池:そうだと思います。1984年から始まってる賞なんですが、初回は郷ひろみさんと浅野ゆう子さんなんですよ。その後、トシちゃん(田原俊彦さん)などのアイドルが続いて、トレンディドラマの吉田栄作さん・織田裕二さん・福山雅治さんが選ばれた後、木村拓哉さんの天下。5年連続でもう殿堂入りにしようってぐらい木村さん一択の時代でした。そして草彅剛さんや亀梨和也さんなどジャニーズ勢が強かったですよね。
牧野:ベストジーニストに選ばれた人を見ていると、芸能界の歴史がわかっておもしろいですね。ありがとうございました!
今回、お話をうかがったのは……菊池真由子さん
東京都生まれ、東京アナウンスアカデミー卒業。卒業後、ケーブルテレビ局のグルメ・旅番組のリポーターに。日本テレビ『レッツ!』でワイドショーリポーターとなり、その後も同局『ザ!情報ツウ』『スッキリ!!』などにレギュラー出演した。取材現場での積極的な姿勢と鋭い質問で、“現場の爆弾娘”の異名をとる。現在は1児の母として育児をしながら、取材や番組出演をこなしている。