事前合宿、今後も浜松で ブラジル柔道連会長が視察
ブラジル柔道連盟のシルビオ・アカシオ・ボルジェス会長らが1日、東京五輪の事前合宿で利用した浜松市西区の雄踏総合体育館を視察した。合宿をサポートした市職員と県柔道協会の担当者に感謝を伝え、今後も日本で開かれる国際大会では同市で事前合宿を実施する考えを示した。
同市とブラジルオリンピック委員会は11月に「東京五輪レガシー協定」を締結し、事前合宿の際の支援や市民交流の実施を互いに約束している。柔道競技の総監督のマルセロ・テオトニオ・ダ・シルバさんは「浜松は私たちの家になった。選手は環境や支援してくれる人たちからエネルギーをもらえる。今後もパフォーマンス向上を期待できる」と語った。
同市は2017年から21年までの間、柔道選手団を6回受け入れた。鈴木康友市長が11月初旬に協定締結のためにブラジルを訪問したのを受け、東京五輪後、初めて同市を訪れたシルビオ会長は「選手のために多くの人が協力してくれた」と感謝を述べた。