きょう、２０日韓国でメジャー開幕戦 大リーグ
【ソウル共同】米大リーグの開幕シリーズ（２０、２１日）に臨むドジャースとパドレスの選手が１９日、会場となるソウルの高尺スカイドームで最終調整を行い、パドレスの開幕投手を務めるダルビッシュはシャドー投球でマウンドの感触を確かめた。１７、１８日のプレシーズンゲームで計５打数無安打だったドジャースの大谷は姿を見せなかった。＝関連記事２９面へ
２１日の第２戦に先発でメジャー初登板するドジャースの山本はキャッチボールで汗を流し、パドレスの松井はランニングで出番に備えた。韓国での大リーグ公式戦開催は初。両チームは１７、１８日に韓国代表などと試合を行い、ともに２連勝した。
ダル初勝利へシャドー徹底
パドレスのダルビッシュは変化球を交えた強めのキャッチボール後、高尺スカイドームのマウンドに上がり、シャドーピッチングに時間をかけた。走者をけん制するような首振りや、実際には置かれていない滑り止めを触る動作まで行う徹底ぶり。近づく開幕への緊張感を漂わせた。
メジャーで開幕投手を務めるのは４度目だが、まだ勝ち星がない。勝利投手となれば野茂、黒田、田中（現楽天）に続いて日本選手４人目となる。ただ、他球団より１週間以上早い開幕で、１１日の最後のオープン戦登板も４回５８球にとどまった。開幕戦について「７５球とか、そんなものだと思う」と長いイニングを投げる可能性は低そうだ。
１８日の記者会見では真っ先に、ドジャースの大谷との初対決について聞かれた。過去にはオフのトレーニングをともにし、助言も与えてきたが「今回は敵として戦うのでちゃんと勉強して、あまり私情は入れずに一人の打者としてしっかり対戦したい」と答えた。警戒心を高め、勝利をつかみに行く。
（共同）
大谷狙う１号
大谷がいよいよドジャースでの初戦を迎える。昨季ア・リーグ本塁打王のタイトルを引っさげて加わった新天地で「早く一員と認めてもらえるように結果を出していきたい」と意気込み、狙うは開幕戦での初本塁打だ。
日本選手の開幕戦本塁打は２０２０年、レイズで大リーグデビューを飾った筒香（現ジャイアンツ傘下マイナー）が記録したのが直近。新型コロナウイルスの影響で約４カ月遅れた７月のシーズン初戦だった。
最多は４度を誇る松井秀で、ヤンキースで３度、１０年にはエンゼルス移籍初戦でアーチを描いた。他にもメッツの松井稼、マリナーズの城島、カブスの福留がデビュー戦でマークした。
（共同）
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