あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : スポーツしずおか

スノーボード W杯スロープスタイル=岩渕V 村瀬心種目別制覇

 スノーボードのワールドカップ(W杯)は23日、スイスのシルバプラナでスロープスタイル最終戦の決勝が行われ、女子は岩渕麗楽(バートン)が79・62点をマークし、この種目で3季ぶりに優勝した。ビッグエアも合わせて通算9勝目。村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が72・98点で2位に入り、2季ぶり2度目の種目別制覇を果たした。

 鬼塚雅(ISPS)は69・97点で5位。
 男子は長谷川帝勝(STANCER)が85・52点で2位に入り、荻原大翔(尾瀬ク)は12位。リアム・ブレアリー(カナダ)が88・10点で優勝し、種目別制覇も果たした。

思い出の地で久々頂点 岩渕、苦手種目で逆転  思い出のシルバプラナで久々の頂点に立った。岩渕が最終戦を逆転で制し、スロープスタイルではW杯を初制覇した2021年大会以来、2度目の優勝となった。「とても大好きな場所の一つで、また表彰台の真ん中に戻ってこられてうれしい」と充実感に浸った。
 1回目はジャンプで転倒して7位。後のない状況で迎えた2回目は「スタート前は正直、自信がなかったが、コーチのおかげで自信を取り戻していい滑りができた」。2種類の横2回転半技や横3回転技を華麗につなぎ、得意のジャンプセクションで得点を稼いで、村瀬心を上回った。
 ビッグエアで通算7勝を誇る実力者は、五輪中間年に苦手種目の克服に励んだ。「ビッグエアのイメージが強いと思うが、それを変えたい」との思いで試合数も絞り、スロープスタイルの練習時間を確保。1年後の世界選手権開催地で成果を発揮し、今季を最高の形で締めくくった。

 
村瀬心 攻め貫く
 ○…女子の村瀬心は2連勝はならずも、2位に入って種目別トップを譲らなかった。1回目に高さが際立つ横3回転技などをつないで首位に立った。岩渕に抜かれて迎えた2回目は転倒したが、完成度を高めるよりも、技の難度を上げる攻めの姿勢を貫いた。
 

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

スポーツしずおかの記事一覧

他の追っかけを読む