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テーマ : スポーツしずおか

⚽清水エスパルス 山原「チーム勝たせるプレーをする」 攻撃で躍動

 J2清水のDF山原怜音(24)が攻撃面で躍動している。開幕戦で反撃ののろしを上げる同点弾に続き、前節大分戦でも貴重な追加点をたたき込んだ。得点がほしい、ここぞの場面で仕事をやってのける左サイドバックは「アシストでも失点を防ぐでもいいのでチームを勝たせるプレーをする。それがゴールならなおうれしい」とチームへの貢献を強く意識する。

攻撃面で躍動している清水の山原(中央)=三保グラウンド
攻撃面で躍動している清水の山原(中央)=三保グラウンド

 攻守がかみ合い、完勝した大分戦。前半のMF宮本航汰(27)の得点で1-0でリードしながら、なかなか追加点を奪えていなかった後半28分、山原は自陣からドリブルを始めた。相手選手を1人かわすと勢いよく持ち上がり、味方へのパスの選択肢が複数ある中で右足を振り抜いてゴール右隅に鋭いシュートを決めた。「打開するチャンスをうかがっていた。スペースが生まれて打てる距離まで持ち込めた」と振り返る。
 理想とするのは、何でもできるサイドバック。「サッカーはゴールを決めるスポーツ。そこにポジションは関係ない」と得点への意識は常に持つ。豊富な運動量で敵陣へ駆け上がり、ゴールに迫るプレーは相手の脅威になっている。
 今季は副主将に就任。大分戦では主将の北川航也(27)が途中交代したタイミングから、プロになって初めてキャプテンマークを巻いてプレーした。「強い覚悟でこのクラブに残った」と今季への決意を語る山原。攻撃的サイドバックが結果で示し続ける。
 (小沢佑太郎)

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