⚾オリックス鈴木(磐田東高出)1回無失点で手応え 楽天とのオープン戦
昨年末の現役ドラフトで中日からオリックスに移籍した鈴木(磐田東高出、ヤマハ出身)が地元で楽天とのオープン戦に登板し、1回を無失点に抑えた。オープン戦初登板の鈴木は五回に3番手で登場し、先頭の浅村を三ゴロ、島内に右前打を許したものの続くフランコを併殺に打ち取った。「腕を振ることをキャンプからずっとやってきて、感触もボールも良かった」
▶▶写真特集 プロ野球オープン戦 オリックス×楽天(3月13日)
中日での1、2年目は「怖いもの知らず」だったが3年目を迎えたころから「制球を気にし、打たれたらいけないという怖さを知って腕を振れなくなった」。移籍後は「もう一度、投げっぷりのいいフォームに」と体重移動の修正などに取り組んできた。この日の最速は152キロ。「もともと出していたスピードに近づいてきた。数字も出て、やってきたことは間違ってないなと感じている」
久々の地元での登板に「練習中から声をかけてもらった。うれしいし力になる」と笑みを浮かべる。「リーグ4連覇に向けて一つのピースになり、1年間戦えたら」と新天地での飛躍を期す。
(運動部・結城啓子、写真は写真部・小糸恵介)